自転車なお遍路イメージ
2012年春
はじめに
4月28日(往路)
4月29日(88〜86番)
4月30日(85〜80番)
5月1日(79〜70番)
5月2日(69〜66番)
5月3日(65〜62番)

5月3日(雨のち晴れ)

●今日もすき家で朝食。

65番 三角寺(8:44/16.9km/373.2km)

5時半起きだが、雨の装備などで時間がかかり、出発は6時15分。ちょっと大回りになるが、前回走った三島公園ルートをめざす。昨夜、朝食を買えなかったので、途中、コンビニを探す。コンビニはなかったが、10分ほど走るとすき家を発見。今日もすき家で朝食にする。

今日は柔らかそうな「ねぎ玉牛丼」にしよう。入ってすぐに380円払い、カウンターへ。しばらくして「はい、お持ち帰り」と発泡スチロールに入った牛丼を持ってきた。「あ、ここで食べるんだけど」「なんだ」ということで、それがそのまま出てくるかと思ったら、いきなりゴミ箱にポイ。改めて丼に作って持ってきてくれた。謝って食べる。すき家は後払いで、持ち帰りだけ先払いだった。あ〜あ、こんなミスばっかり。ご迷惑をおかけしました。

けっこう本格的に雨が降っている。天気予報だと、今日は雨は上がるとのことなので、雨具も上だけ。下も着た方がよかったかも。面倒なのでそのまま走る。6時47分、出発。

そこから前回走ったルートをたどる。雨のせいよりも歳のせいで、前回より辛い気がする。市街地を抜けて高速道路をくぐって走ると三島公園に出る。そこから郊外の住宅地を抜けると、徐々に坂がきつくなる。ただ今回はギヤを換えたおかげで、前回よりは多少ラクに走れた。最後に坂を下ると三角寺だ。

雲辺寺と同じくらい霧が深い。

山門脇にはミニサイクルが止まっていた。石段を上り、山門の鐘をついてから参拝。登ってくるまでは普通の雨だったが、三角寺につくとあたり一面霧だ。雲辺寺ほど寒くはないが、今日も冷えているのだろう。走っているのでわからない。雨のせいで、あまり落ち着いて参拝できなかった。

参拝を終えて出てくると、ミニサイクルのライダーがいた。まだ若い。30代くらいかな。公共交通機関と組み合わせて走っているとか。なるほど、そんな廻り方もあるんだ。9時10分、出発。

●ちょっと余裕でお土産を。

ガスト(12:45/51.1km/407.4km)

山を下るに連れて雨は弱まり、国道11号に出た頃にはすっかり止んでいた。10時10分、国道沿いのサークルKでトイレを借り、補給食の飴を買う。10時20分、出発。

最初は歩道が広かったので歩道を走るが、すぐに路側帯になる。交通量はそれほどないので、気楽に走ることが出来る。しばらく走ると、柑橘類を売る売店があった。ここでお土産を送ることにする。妹や恩師などに、ジューシーゴールドという、グレープフルーツ系らしい柑橘類を送る。

商売っ気があるようなないような適当な店だったけど、後から聞くと美味しかったらしいのでまあ正解だったのだろう。送り状を書いたりなんやらで、結局40分ほどかかってしまった。おまけに支払おうと思って財布を見るとずぶ濡れで、お札がベタベタに濡れていた。それで支払って、11時45分、出発。

しばらく走ると新居浜市内に入る。そろそろ食事を、と思っても、なかなかこれといった店がない。そのうちガストの看板が見えてきた。昼はここに決定。久しぶりにぼそぼそとハンバーグランチを食べる。あー歯がゆい。13時30分出発。

●宿は京屋支店に予約。

64番 前神寺(14:41/68.3km/424.6km)
62番 宝寿寺(15:18/73.2km/429.5km)

バイパスを離れ、狭い国道11号に入る。路側帯も狭くて走りづらいが、交通量も多くないのでのんびり走る。しばらく走ると見覚えある景色が見えてきた。一度通りすぎてしまったが、すぐに修正して前神寺へ。参拝してから、今日の宿を探す。前回はもう少し計画的だったが、今回は完全に出たとこ勝負になっている。

前回より本堂が立派になっていた。札所はまだバブルが続いているようだ。

肉料理が美味しいという、ビジネス旅館小松に電話。と思ったら、間違って京屋旅館支店にかかってしまった。謝って電話を切り、あらためて小松に電話。あっさり断られる。だろうなー。坂を登らないといけないけど、京屋に聞いて見ることにした。恥ずかしかったがもう一度電話する。女将さんらしき人が出て、すんなりOK。安心して15時5分、宝寿寺に向かう。

敷地はそれほど広くないが、建物は立派だ。

Web情報によると昼休みをとったり、夕方も他の札所より早く終るとかなので、吉祥寺を通り越して、先に宝寿寺を打つことにする。狭いのに、何となくばらっと建物がある感じの札所だった。敷地が狭いせいか、ちょっと混雑していた。ただ納経所の女性は感じがよかった。15時44分、出発。

●ブレーキシューを交換。

63番 吉祥寺(16:02/75.5km/431.8km)

この2〜3日、雨の中のダウンヒルが多かったせいで、ブレーキシューが削れて、ほとんど無くなってしまった。名古屋を出る時はほぼ8分ぐらい残っていたのだが、雨の白峯寺、雲辺寺、三角寺のダウンヒルで3mmぐらいになってしまった。ブレーキをかけるとキーキー嫌な音がするし、効きも悪い。これで明日横峰寺のアップダウンに挑戦するかと思うとかなり憂鬱。

ここまで来る間、あさひとか自転車デポ、JOYといったチェーンの自転車屋でもないかと思って探したが見当たらない。諦めて吉祥寺を通りすぎようとした時、バイク屋があった。そこで自転車も扱っている。宝寿寺を打った後、このバイク屋まで行ってみる。

40年配の社長にブレーキシューの交換ができないか相談すると、ちょうどブリヂストンのブレーキシューの在庫があるという。前後合わせて、1200円×2を付けてもらう。工賃はサービスしてもらった。ラッキー。

シューを交換してくれた加藤善一商会さん。助かりました。

交換してもらっている間に吉祥寺に参拝。自動車へんろが多くて駐車場が混み合っていた。16時25分、参拝を終えて吉祥寺を後にする。

アトラクション(?)もあったりして、明るい雰囲気の吉祥寺。

16時30分、シューの交換の終わった自転車を受け取って京屋へ。バイク屋の社長に時間を聞くと「僕らもよくサイクリングであっちの方へ行くけど、1時間以内で着くんじゃない」とのこと。

●美人二人との遭遇。

京屋旅館支店(5:15/81.1km/437.4km)

市街地を抜けて、道は上っていく。といっても三角寺などよりはなだらかで、ちょっと休みながらペダルを踏む。途中、自宅へ電話などしながら登ったが、17時15分には京屋着。実質35分くらい。意外に近かった。

中に入ると、電話で応対してくれた女将さんが居て、いろいろ世話を焼いてくれる。とりあえず自転車を置いて、改めて部屋に案内してもらう。テレビなし、鍵なしは前回どおりだが、タオルもなかった。うーん、今回は手ぬぐいしか持って来なかった。

廊下でうろうろしていると、他の部屋で「タオルはないんか?」「使いふるしなら」「ほないらんわ」なんて会話が聞こえる。そのお客の相手をしていた中居さんに、あらためて聞いてみる。見ると素っぴんだけどなかなかの美女。今時の言葉でいうと美熟女とでもいうのか。

「あの、タオルありませんかね、使いふるしでいいんで」。「ちょっとお待ちください」。奥に入った彼女から、真新しいタオルをもらう。「これ、新品じゃ?」。彼女はにこっと笑って走って行ってしまった。綺麗な人は良い人だ。

洗濯機は8台くらいあっただろうか。アクア(旧三洋=現ハイアール)のドラム式洗濯機が2台あった。ドラム式は使ったことがないので使ってみる。ちなみに無料。その間に風呂に入り、食事をする。

食堂に行くと個人は2人だけ。僕と向かいの女性と。あとは団体さんだ。必然的(?)に彼女と話すことに。この女性がまた、若くて細面の、きりっとした可愛い女性。広島からきた自動車へんろとか。何だかとても話しやすい人で、ついつい話し込んでしまう。

それで知ったのだけれど、この京屋旅館、もうひとつ歓喜庵という別館があるとのこと。へんろで回る前は、そんな隠れ家的な宿などを回っていたとか。確かに駐車場の入口に、小さなそんな看板があった。歓喜天=聖天さんの名前をつけるなんて珍しいなと思って印象に残っていた。帰ってHPを見てみたら、なんと1泊2万5000円もするんだ。へー。なかなか商売上手な宿だ。

あとスナック曼荼羅の話もでた。どこかで歩きへんろから話を聞いたらしい。森晴美さんのHPがあることとか、掬水へんろ館のことも知らなかったので教えたり、ついでに自分のHPを宣伝したり。なはは。(^^;ゞ

ゆっくり話していたかったけど、お互い翌日があるので、早々に話を切り上げる。ちょっと残念。

ドラム式洗濯機は、普通の全自動+乾燥機の2倍以上時間がかかって、一部なま乾き。わが家も洗濯機の調子が悪くて買い替えを検討しているが、ドラム式はやめよう。なんて、高いからもともと眼中になかったのだが。

11時就寝。

累積標高1050m。

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